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2018年07月19日

誰も言わない中国関連事業の悲劇

金型を中国で製造して日本に逆輸入、もしくは、中国で現地生産して中国で売る。そんなビジネスモデルを描いていた会社が少なからず倒産している。

リーマンショックの時に1番ピークだったが、最近、また、中国に工場を持っている会社が、業績を悪くしている。

中国自体の景気が急速に冷えこむ中、この動きはますます増加するだろう。

日本国内で怖いのは、今でも中国で儲けて、立派な工場を増設した会社が、国内にたくさんあるということだ。

そういう会社は、自動車関連の部品会社に多い。

あまりに中国が成長していた時に、調子にのって立派な工場を建ててしまったバカ社長はけっこういる。

どうするのだろう。ほとんど多額の借金で工場を建設している。中国がどんどん高度成長して仕事が増えると予想していたようだが、これから、5年は全く仕事が増えるどころか、部品の受注は激減するはずだ。

それに、現地に自分の会社の社員を派遣している会社は、もし、その社員が中国で逮捕などされてしまった場合、どうやって社員を救出する気なのだろうか。

へんな幻想を抱いて中国大陸とビジネスをしてしまった会社は社員の命まで考えなくてはならなくなる時代になってしまった。  


Posted by しるべすた at 12:48Comments(0)
 

2016年03月24日

地方と都市部の経済格差

今の状態で地方は、高卒の求人はだいたい20%ぐらいの就職率になっていると思う。

愛知県などの車部品関連の下請け中小企業では四国あたりから高卒の男の子や女の子が就職してくる。彼らの賃金は1ヶ月手取りで12万円程度だ。

もちろん住むところは会社が社員寮のかたちで借りてあげるが、そんなに地方からの就職というのはあまいものではない。

まず、賃金の問題だけど、非常に安い。おそらく、地方から愛知県の部品工場に勤めると10年勤めても基本給は20万円を少し超える程度になる。

これは一昔前の日本人の平均賃金上昇率の半分もいかないのではないかと思う。

それに、問題は、今の部品工場は、10年会社が存続するのかもわからない。10年後潰れているかもしれない。そうなったらたいへんだ。

中小企業というのは技術があるというように言われているが、そんな会社は10%ぐらいで、ほとんどは、誰でもできる単純労働が基本だ。

だから会社が潰れてしまったら、また、賃金は安い給料からスタートになる。そうなったら結婚して住宅ローンや車のローンを組んでいた人たちはたいへんなことになってしまう。

これは地方から高卒で就職する人に限った話ではない。だけど、高卒で四国あたりから働きに愛知県あたりに来た男の子がうまくこういう経済環境を乗りきるとは思えない。

だから、地方と都市部の格差は、これから、ますます、拡大するはずだ。  


Posted by しるべすた at 13:05Comments(0)
 

2016年01月07日

採用が多い部品工場の実態

自動車工場の採用については、2015年は極めて好調だったと思う。トヨタを中心に積極的な若手の採用をした年だった。これに加えて下請けの工場もすごい勢いで若手を採用しようとしている。

しかし、ここで注意が必要なのだが、採用が多いだけであって条件がいいわけではない。

特に注意が必要なのが、下請けの部品工場だ。人間関係が最悪な会社が少なからずある。そんなところで、1年2年と若い時期に働いてしまったら全くキャリアが積めないばかりかへたすると給料不払いがおこる。

給料を振り込みにすると、給料日の日に会社を休む人が出てくるので、現金で手渡しする子供じみた会社もけっこうあるのだ。

それに、嫌になってしまうのが、会社内のつき合いだ。ボーリング大会、飲み会、社員旅行、会社の野球チームの大会、マージャン大会などへんな行事がたくさんある会社がある。

困ったことに、面接の時に、うちの会社はこれだけの行事があるんだと自慢気な顔をして言ってくる社長がいる。

そんな会社は決まって給料が安い。ひたすら都市部へ出て稼ぎたいだけの人間はこんな会社に就職すべきでないと思う。  


Posted by しるべすた at 23:41Comments(0)
 

2015年12月10日

中小企業についての感想

地方都市の製造業、特に中小企業は本当にユニークな会社が多い。従業員が3人しかいないのにすごい技術の会社がたくさんある。

それでも、こういう会社が最近潰れだしている。後継者問題だとか言われるけど、私が実際に見てきた経験から言わせてもらうと、後継者問題は半分ぐらいで、そのまた半分は、健康問題だ。

それも、地方の都市部は、遊びが少ないからかしらないけど、お酒好きの社長が多い。すごい量のお酒を飲む社長ばかりだ。

日本酒が好きな人が多くて、よく、胃を壊す。

これはあまり言われない話なんだけど、こういう中小企業の社長の奥さんって九州出身の女の人が多い。だから奥さんが飲むんだ。夫婦で飲むのが楽しみで生きている人たちが多い。

それで健康を壊してガンになって会社が潰れる。このパターンは言われないけどすごくたくさんある。  


Posted by しるべすた at 00:50Comments(0)
 

2015年12月08日

田舎から都市部に出て職探し

九州から某県へ就職しにやって来た。自動車産業がすごくたくさんある地域だ。

就職情報誌を片っ端から見て、これはいいという会社がたくさんあった。10社ぐらい面接したと思うけど採用は6社だった。

昔に比べて、景気は、かなりよくなっている。製造業の仕事がすごく積極的に採用に力を入れている。一生使える技術職だよと雑誌には書いてあるけど、実際に職場に行って観察してみると、ただの力仕事のところがほとんどだ。

技術というと日本人の人はほとんど騙されるけど、一生使える技術が身につく会社なんてほとんどないと思う。

これは、ある学校の先生が言っていたけど、以前は、最強の技術職だと言われていた溶接の職人も今は満足に仕事がないらしい。溶接の仕事も面接で見てきたが、後継者が不足している問題もあるが、本当のところ、仕事自体が減っている。

だから溶接で仕事を募集しているところは、従業員が5人とかひどいところでは、3人とかそんな会社ばかりだ。

聞くと見るとは大違いというのが、実際に自分の目で会社を見てきた実感だ。  


Posted by しるべすた at 00:49Comments(0)