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2016年03月24日

地方と都市部の経済格差

今の状態で地方は、高卒の求人はだいたい20%ぐらいの就職率になっていると思う。

愛知県などの車部品関連の下請け中小企業では四国あたりから高卒の男の子や女の子が就職してくる。彼らの賃金は1ヶ月手取りで12万円程度だ。

もちろん住むところは会社が社員寮のかたちで借りてあげるが、そんなに地方からの就職というのはあまいものではない。

まず、賃金の問題だけど、非常に安い。おそらく、地方から愛知県の部品工場に勤めると10年勤めても基本給は20万円を少し超える程度になる。

これは一昔前の日本人の平均賃金上昇率の半分もいかないのではないかと思う。

それに、問題は、今の部品工場は、10年会社が存続するのかもわからない。10年後潰れているかもしれない。そうなったらたいへんだ。

中小企業というのは技術があるというように言われているが、そんな会社は10%ぐらいで、ほとんどは、誰でもできる単純労働が基本だ。

だから会社が潰れてしまったら、また、賃金は安い給料からスタートになる。そうなったら結婚して住宅ローンや車のローンを組んでいた人たちはたいへんなことになってしまう。

これは地方から高卒で就職する人に限った話ではない。だけど、高卒で四国あたりから働きに愛知県あたりに来た男の子がうまくこういう経済環境を乗りきるとは思えない。

だから、地方と都市部の格差は、これから、ますます、拡大するはずだ。  


Posted by しるべすた at 13:05Comments(0)